施術案内

当院では様々な治療方法を駆使し、患者様に適した治療をオーダーメイドで行っております

皆さんは、接骨院(整骨院)をどのようなものと考えておりますか。

ほねつぎ、うちみ、くじきなどという言葉を昔はよく耳にしました。そうです。怪我を治す専門家です。骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷など新鮮外傷を治療するのが接骨院なのです。また日常生活で皆様が経験する、原因のわからない様々な痛みや運動障害も詳しく分析すれば数ヶ月~数年前の外傷(けが)が関与していることが多いのです。

そして最近は、ストレス社会、OA機器の影響、運動不足等何らかのマイナス要因が非常に多く、我々柔道整復師も障害は勿論のこと、様々な観点から、手技、物理療法、リハビリテーションを行っております。

治療法も、柔道整復の手技の他、AKA療法、PNF、バランス筋骨格調整、冷え性の治療、物理療法→微弱電流、超音波、超短波、干渉波、(どれもドイツ・アメリカ・国内一流メーカーの最先端機器)と常に患者さん第一主義で治療を行っております。また、むち打ち症などの交通事故外傷は当院が最も得意とする疾患のひとつです。

当院は、他の病院、整形外科、治療院との併用もOKと考えておりますし、患者様本位で医療機関と連携を取っております。内科疾患を除く、様々な痛み、障害に対してお困りの方是非当院の治療をお勧めします。


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AKA療法

arthrokinematic approachの略で、関節運動学的アプローチといいます。1970年代、アメリカのマッコーネルらが確立した関節運動学をベースにして、日本の博田節夫先生が開発した新しい運動療法の治療法です。これは関節の遊びおよび関節面のすべり、回転、回旋などの関節包内運動を改善する手段であり手技です。関節の内部の動きが正常に動かなくなった状態を関節機能異常といいますが、これがからだの中心部にある関節、たとえば仙腸関節や脊椎関節などにおこると、その関節の周囲ばかりでなく遠く離れた部位にまで痛みを生じます。これを関連痛といいますが、この痛みはAKAで関節を正常に動くようにすることで改善されます。

レントゲンやMRIによって、椎間板ヘルニアとか脊椎分離症とか変形性脊椎症といった疾患による痛みもAKAでとれることが多く、したがって、これらの痛みの原因の多くは、画像の変化部位ではなく、その箇所とは遠く離れた関節の機能異常が真の原因である場合も多いということがわかってきました。特に腰の中心にある仙腸関節は動きの非常に少ない関節で機能異常を起こしやすく、その関連痛はほぼ全身に及ぶことも明らかになってきました

特に腰から下肢にかけての痛みは、大部分がこの関節の機能異常を原因としている事も多くあります。


骨折

外傷性骨折:骨に外力が直接作用したり、離れた部分からの力により、起こるものです。疲労性骨折:スポ-ツや労働などの、比較的軽度の外力が繰り返し作用し、それが集積されたことにとり、発生する骨折です。好発部位 中足骨、脛骨、腓骨、大腿骨病的骨折:転移癌、骨粗鬆症等の病的状態にあるときに、軽微な外力、あるいはほとんど外力なしに骨折が、発生するものです。

  • 治療方法

骨折により骨折端相互間にずれが生ずることを骨片転位といいます。転位がある場合は、整復(元の位置に戻す)をして、その後ギプス、包帯、テープ等で固定をして、とにかく患部を安静に保つことです。初期には、冷却し患部を冷やしたり、その後電気治療やマッサージや機能回復の為の運動療法を行います。後半で重要なことは、長い固定期間によって患部よりもまわりの関節や筋、腱、靭帯等の軟部組織がかたく固まって、動きが悪くなり骨が癒合しても本来の機能を回復するのに時間がかかり、時には長過ぎる固定は完全に固まった関節等の機能を完全には回復出来ないこともあるので注意が必要です。

[ポイント]骨の癒合日数は、年齢、全身状態あるいは治療法等、多数の因子に左右されているため、一定してません。以下は標準の目安であり、確定できるものではありません。骨折が正常経過をとる場合、小児は成人に比して2~3割早いですが、高齢者は2~3割遅いこともあります。また固定が不十分なものは数週以上完治が延びることもあります。


  • 骨折の癒合日数

※人により骨のつき具合は,かわります。

指骨約2週間
前腕骨、腓骨約5週間
下腿両骨約8週間
肋骨、中手骨約3週間
上腕骨約6週間
大腿骨約10週間
鎖骨約4週間
脛骨、上腕部脛部約7週間
大腿骨脛部約12週間

捻挫

四肢や体幹の運動器のうち関節の可動域(運動範囲)を越えて外力が及んだ場合、関節内外の靭帯や筋、腱、関節包等の軟部損傷をおこすものです。骨と骨の間におこる急激な捻れ、あるいは激しい外力による関節周辺の関節包や靭帯の損傷をいいます。

  • 捻挫の症状

一般症状として関節内外およびその周辺に種々の損傷、障害がおこりますが、それぞれの部位に疼痛、機能障害、腫脹、局所性発熱等がおこってきます。軽症では、多少の腫れと痛みに留まり短時間で治癒します。最も頻度の高い中度では、痛み、腫れ、機能の障害が強く現れます。特に受傷直後よりも数時間後に痛み、腫れが顕著に現れます。重度では、関節内出血により高度の腫れ、痛み、運動制限をきたします。骨折を合併する事もあるので注意が必要です。

1度(軽度)弛緩、引き延ばされた状態
2度(中度)半断裂
3度(重度)断裂
  • 治療方法
  • 固定【一番重要な事は患部を近づけ固定すること】 包帯による固定、テーピングによる固定、厚紙、金属、等の当て板(副子)による固定、特に接骨院では包帯による治療を重要視します。特に棉の包帯は、適度に患部を絞めつけ、微妙な調節がしやすいという利点があります。
  • 冷却・温熱療法 受傷直後より数日(特に3~4日)は、炎症を起こしているので、氷、アイスパック等で冷やします。初期症状が安定してきたら、ホットパック、赤外線、マイクロ波等で温め、血行を改善し、細胞を活性化し新陳代謝を促進させます。
  • 電気療法 低周波、干渉波等で患部を活性化し治癒を促進させます。
  • マッサージ等の手技療法 血行改善の為のものです。動きが悪くなった関節の可動域改善の為の運動療法。

打撲

筋肉等を何かの外力、すなわち物にぶつけた為に起こる、皮下損傷です。皮下に内出血や腫れ、患部の発熱、痛み、機能障害等が現れます。時に筋膜や筋線維または骨膜にも損傷が及ぶ事もあります。重度のものは、筋組織の一部断裂または筋線維の乱れが起こり、コラ-ゲン線維が、硬く瘢痕化することがあります。

  • 治療方法

初期には、とにかく冷罨法(冷やす)、そして包帯による圧迫固定が、重要です。約2週間後皮下の出血斑(あざ)が、薄らいだ頃より温罨法(温める)、電気療法、マッサ-ジ、運動療法(関節がかたまらないように動かす)等を行います。「ぶつけただけだから」と甘く見ず、適切な治療と患部を安静に保つことが重要です。